芋虫の怪

堆肥のコンポストにまたまた虫がわいた。3㎝くらいの茶色い芋虫。ウジ虫にしては大きすぎるし何の幼虫だろ?成虫になるまで飼ってみたい気もしたが、とても美しい虫になりそうもないので退治することにした。

 

ビニールシートにバサッと広げると、ひゃ~うじゃうじゃ!それをお箸で片っ端からつまみ出すこと1時間。百匹以上捕れたかな。

これがみんな羽化したら・・と思ったらぞっとする。

 

まだまだ見落としがありそうなので、次の日もう一度芋虫退治をする。やっぱり十数匹捕れた。ところが全部死んでいる。前の日はあんなに元気だったのに。

1時間でも日光に当たったためか(当たったといってもほとんど物陰に隠れていたが)、仲間が急にいなくなったためか、それくらいしか思い当たらないのだが、前日逃げおおせた芋虫がなぜ一晩で死んでしまったのだろう。

 

ゴキブリは仲間がいないと上手く成長しないそうである。えさや温度などの条件がよくても1匹だけで飼育してもだめなんだそうだ。

同じことがこの芋虫にも起こったんだろうか。なぜ全滅したかはわからないが、虫退治の目的は達した。でも生き物にとって生存する条件、生きていける環境って何だろうと考えてしまう出来事だった。